1910年代のマホガニー材の英国アンティークチェアです。ブリティッシュアールヌーボー様式の特徴がとても良く現れています。植物のモチーフを幾何学的に意匠化しつつも、平板にならずに写実的な彫の彫刻で仕上げられています。黒い塗装は日本の漆を模したもので、当時、ジャポニスムの流行でヨーロッパで見られました。グラスゴースタイル（Macitosh等)や、オーストリアンヌーボーの影響と思われます。我が家では、実家のある地方の有名な漆の家具（岩屋堂）の隣にインテリアで置いていました。２客買い付けしたため、このたび、この価値や歴史を理解してくださる、お好きな方にお譲りできたらと考えています。買い付け時の値段は１５万ほどでしたので、それよりはお安くお値段設定しましたが、現代において当時の良質なマホガニー材は手に入りにくく、こういう家具は貴重であるため、大幅なお値引き交渉は致しかねますが、どうしても欲しいという方とは個人的に若干のお値段交渉には応じます。ご検討宜しくお願いします