TechnicsのMMカートリッジEPC-P202Cです。Technicsが得意とするとローマス・ハイコン型MMカートリッジで、今では貴重になったボロンパイプカンチレバーを採用しており（発売当時も貴重でしたが現在はますます貴重になっており、ortofonがMCQ30のカンチレバーをボロンからサファイアに変更してMCQ30Sとして再発したことはご存知の通りです）、オールラミネートのコアやサマリウムコバルトのマグネットなどハイテク素材満載の戦略モデルでした。同社のレコードプレーヤーSL-7にも標準装備されていましたが、SL-7にEPC-P202Cの組み合わせは明らかに不釣り合いでEPC-P202Cの能力が発揮されないため、EPC-P202Cにアダプターを付けて通常のトーンアームに載せて使う方や、EPC-P202Cを同社の上位モデルのSL-10などに載せて使う方（あまり性能の良くないSL-10のヘッドアップを使わずに済むので）が当時のオーディオ雑誌でも紹介されていた記憶があります。主要規格は出力電圧2.5mV、針圧1.0～1.5g、負荷抵抗47kΩ～100kΩ、自重6gとなっています。出品の物はで入手したためそれまでの使用履歴は不明ですが、試用した範囲で不具合は感じられず、写真の通りスタイラスやカンチレバーもきれいな状態です。ゆうパックの元払いでお送りしますので、80サイズの送料を合わせて